歳を重ねる
しっかり三日坊主で間が空いてしまいました。わたしの初心、信用ならない…。
少し前に行ったいつもの美容院で、担当さんと一緒に入ってくれたアシスタントの女の子がどうやら新人さんで。
シャンプーやドライヤーがとても上手!とはお世辞にも言えなかったけれど、きっと踏ん張って頑張ってるのかな、と感じる姿勢にしみじみなんかしちゃって、
ああ、歳をとったもんだなぁ
と実感しました。
29歳、えらそうにしみじみしちゃいました。
シャンプーの時に誕生日の話になり、その20歳くらいの女の子が
「もう誕生日が来ても嬉しくない歳になっちゃいました。苦笑」
とポロっと。
きっとまだ慣れないシャンプーをしながらも気遣って当たり障りのない話しを選んでくれて、私も当たり障りのない返しをしたけれど
なんだかそんなの寂しい
と心の中では少しだけモヤモヤしてました。
子供の頃はあんなに嬉しかった年に1度の誕生日なのに。
大人になると嬉しくないなんて、寂しい。
今ではそんなことをことを思う私も19歳と20歳の時はもう歳をとりたくない!と誕生日が嬉しくなくなったことがあります。
同じような時間が続くなら歳をとりたくないと漠然と思っていたのだと思います。
それから少しずつ「大人」をしていくなかで、
大人の醍醐味を知ってしまうわけです。
初めて自分の稼いだお金を使ってみたり、親孝行にちょっといいお菓子を買って実家に帰ったり、友達と楽しいお酒を飲んだり、大好きな旅行に行ったり、大事な友達の結婚や出産、家族の結婚や親になる姿を見たり。
一つずつ経験しながら少しずつ歳を重ねることへの価値観が変わっていく自分がいるのも、なお醍醐味。
一通りの感情を経験したと思っていたあの頃の自分に、こんなにもまだまだ楽しくて心の底から嬉しいことが起きるのが歳を重ねることだと、今なら熱弁できそうです。確実にウザがられそう。笑
もちろんできれば経験したくないしんどいことや辛いこともあるけれど、
少なくとももう歳を取りたくないなんて今は思わないし、今でも年に一度の誕生日は変わらずワクワクして、歳を重ねるのが楽しく嬉しいです。
いつか、あのアシスタントの女の子もそう感じる日が来るのかな。なんて思うと、えらそうにしみじみしちゃいます。
歳とったなあ。笑